とっておきの時間と空間と御話で  日本の伝統文化の本物を学ぶ  探訪見学講話型の特別授業
伝統未来塾  中村昌生先生の伝統建築探訪 
 受講者の報告感想文

第6回「廣誠院の世界」
日時:2007年12月03日(土)
場所:京都市中京区木屋町二条下ル一之舟入町

 今度の廣誠院の見学会で、数奇屋建築と庭園の心暖まる美しさはどこから来るのでしょうか。書院の軒の出の庇のゆったりした美しさ!その軒裏の軽快な空間構成、一本の丸太の桁が支えているだけ!円窓のある茶室もまた、窓を開けると庭園の見事な眺めがまた素晴らしい!庭園を巡らせていただいて、書院の苑池との間の沓脱石の立派さ。石橋等々スケールの大きな施主の造詣の豊かさに、幸せな一日を過ごさせていただきました。
 中村先生のお話には、内容の深いものを、いつも教えられます。今秋は、茶道雑誌11月号に「宗旦と茶室」、また北山会館でもお話を伺い、TVでも数奇屋作りのお話があり、恵まれました。
 次回もまたよろしくお願い申し上げます。雪の廣誠院もさぞお見事だろうと思いつつ。
  60歳代 女性   (兵庫県)


 今回も素晴らしい授業をありがとうございました。
 日本の邸宅(建築)という芸術を心から満喫させていただきました。あのような建物には、ずっと残って欲しいと思います。私は技術者ではないので、保存という面では何の役にも立ちませんが、通訳したり、ブログで記事にすることで、良きものを残していこうという考えを少しでも広めてゆけたらと感じました。春には友人を連れてまた訪れたいです。
 最高の日に授業を設定して頂きありがとうございました!!。
  30歳代 女性   (大阪府)


 高瀬川の一之舟入の所は、たびたび歩いたことがありますが、あのような立派な邸宅があることは知りませんでした。
 中村昌生先生の丁寧な、素人にもわかりやすい解説と、ご当主様のご案内により、明治の素晴らしい数奇屋建築とお庭を拝観することができ、大変うれしく思っております。特に、流れの上の細い柱に支えられたお茶室の繊細、庇や濡れ縁にいたるまでの意匠には感心いたしました。
 あの姿のまま後世に残ることを期待します。
  60歳代 男性   (岡山県)


 まともな数寄屋を建てる大工がいなくなった。とは中村先生の言でありました。なぜか、数寄屋を注文する施主・クライアントがなくなったからであると。
 明治・大正・昭和の始めまでに花咲いた数寄屋の群れ。自ら、これと思う大工たちと一緒になって、ありあまる資金を贅沢に華美にならず、一見素朴で、木造建築技術の粋が発揮されている。ほんのひとにぎりの成功者が、数寄屋という文化を創り、残してきた。木と紙を中核に造られた文化はもろい、ゆえに美しい。滅びと美でもあり、日本的感性、もののあわれと通じるものでしょう。それを痛いほどわかる中村先生。それでも少しでも残したい思いがあって深奥な解説になるのだと思われます。
 今後も続けていただき、日本の心を知り、残せるものなら残してゆきたいものです。
  70歳代 男性   (大阪府)


 日ごろ拝見できない建物や庭が見られるのはありがたいことです。
 深い土間庇の空間は魅力十分で、庭は池泉回遊式の数奇屋の庭で趣があり満足できるものでした。
 廣誠院はずいぶんと以前から一度見てみたいとチャンスを待っていましたが、これからも日頃拝観できない建物を取り上げていただけるようお願いいたします。
  40歳代 男性   (滋賀県)


 一年を通して最高の季節に、この廣誠院を見せていただき、感謝申し上げます。もちろんそんなことも知らずに訪問したんですが、比較的に早めに到着したので、まだ見学者も少ないときに、導かれて書院に入った時は、その光景の美しさにびっくりしました。もみじが真赤に紅葉し、一幅の絵のように障子の額縁でバランスよく縁取られていました。
 美しく、ここちよい空間を創作して楽しんだり、人を招いて楽しませたりする数寄な粋人が京都残した、まだまだ知らない名建築・名庭園が一杯ありそうで、今後の伝統未来塾が楽しみです。中村先生、岩崎先生、ありがとうございました。
  50歳代 男性   (愛知県)
 

文責・著作権:伝統未来創造研究所