とっておきの時間と空間と御話で  日本の伝統文化の本物を学ぶ  探訪見学講話型の特別授業
伝統未来塾 [2004年度・木曜午前コース] 授業案内
2004年06月05日改定版
春夏期木曜コース(第1回〜第12回)
第1回 4月15日(木)(10:20現地集合)10:30〜12:00 
テーマ:「京唐紙(きょうからかみ) 唐長(からちょう)のせかい」
終了いたしました。 [受講者の皆様の報告感想文はこちらです]
講 師:唐紙屋長右衛門十一代目 千田 堅吉(せんだけんきち) 氏
場 所:唐長工房(左京区修学院水川原町)
 平安時代にさかのぼる唐紙は、書の料紙として使われ、江戸時代よりは襖紙として使われるようになり、一般庶民にも身近なモノになりました。京都はからかみの主な生産地で、特に「京からかみ」と呼ばれ、現代では広くインテリアにも使われます。京唐紙の伝統を唯一に伝える、唐紙屋長右衛門十一代目千田堅吉(せんだけんきち)氏より「京唐紙」のお話を直々に承ります。

第2回 4月22日(木)(10:20現地集合)10:30〜12:00 
テーマ:「京友禅 羽田登喜男(はたときお)のせかい」
終了いたしました。 [受講者の皆様の報告感想文はこちらです]
講 師:羽田工房代表 羽田 登(はたのぼる) 氏 ・登洋(とよ)氏 ・登喜(とき)
場 所:羽田美術館(上京区下立売油小路)
 京友禅を代表する人間国宝の羽田登喜男(はたときお)氏(1911〜)は、花鳥風月を題材に移ろいゆく季節の一瞬の美しさをキモノに描き上げ、独自の世界を構築しました。また息子の登(のぼる)氏、孫の登喜(とき)氏と、三世代による卓越した技術と創作性あふれる作品群は、1996年の仏リヨン展において、世界の人々をも魅了いたしました。普段は非公開の私設美術館にて二代目の登(のぼる)氏と三世代目の登洋(とよ)氏・登喜(とき)氏よりご解説を直々に賜わります。

第3回 5月13日(木)(10:20現地集合)10:30〜12:00 
テーマ:「金工(きんこう)・七宝(しっぽう)・蒔絵(まきえ)・京薩摩(きょうさつま)のせかい」
終了いたしました。 [受講者の皆様の報告感想文はこちらです]
講 師:清水三年坂美術館館長 村田 理如(むらた まさゆき)
場 所:清水三年坂(きよみずさんねんざか)美術館(東山区清水寺門前産寧坂)
 金工、七宝、蒔絵、薩摩焼などの技法は、大陸より我が国にもたらされ、刀装具、印篭、香道具等の装飾に多用され、特に幕末から明治にかけて最高の美的水準に達しました。世界に流出していたこれらの名品を私費で収集し、日本初の常設美術館を創設されたむらた村田理如(むらた まさゆき)館長に、企画展示「スイス人蒐集家シャンプーの印籠展」も合わせて至宝のご解説を直々に賜わります。

第4回 5月20日(木)(10:20現地集合)10:30〜12:00 
テーマ:「京町家 紫織庵(しおりあん)のせかい」
終了いたしました。 [受講者の皆様の報告感想文はこちらです]
講 師:(株)丸栄社長 川崎榮一郎(かわさき えいいちろう)
場 所:きものとじゅばんの美術館 紫織庵 (中京区新町通三条下ル)
 建築家武田五一の設計により呉服商家の邸宅兼迎賓館として建てられた究極の京町家。伝統的な大塀造りの中に、格式高い書院と数寄屋の座敷、閑静な小間茶室と路地、ライト風の洋間や、山鉾巡行の展望台まで、様々な「華」を併せ持ちます。近年は私設美術館として近世から現代までの京呉服の変遷を偲ぶことができます。この家で生まれ育った川崎榮一郎社長に、老舗主人からみた京文化について直々にご解説を賜わります。

第5回 5月27日(木)(10:20現地集合)10:30〜12:00 
テーマ:「長樂館(ちょうらくかん)のせかい」
終了いたしました。 [受講者の皆様の報告感想文はこちらです]
講 師:長樂館支配人 土手 素子(どて もとこ)
場 所:レディースホテル 長樂館 (東山区祇園円山公園)
 明治のタバコ王・村井吉兵衛が京都別邸として米国人ガーディナーの設計で命じ2年につくられた「長樂館」は、京都へ訪れる国賓の迎賓館御用も勤めた、超一流の贅沢な西洋館。ルネッサンス様式の外観の中に、一階にフランスロココ様式の応接間、イギリス様式の食堂、中二階に中国風喫煙室、二階に4つの洋寝室があるなかで、三階には立派な本格的書院と数奇屋と茶室が納められています。書院の窓からの新緑の東山の眺めとともに、支配人マダム土手素子さまに直々にご案内を賜わります。

第6回 6月 3日(木)(10:20現地集合)10:30〜12:00 
テーマ:「塗師(ぬし)中村宗哲(なかむら そうてつ)のせかい」
終了いたしました。 [受講者の皆様の報告感想文はこちらです]
講 師:千家十職塗師中村家十二世 中村宗哲(なかむら そうてつ)
場 所:中村宗哲邸 (上京区武者小路新町西入ル北側・地下鉄今出川駅より徒歩10分)
 千家に出仕する塗師中村家に生まれ、京都市立美術大学工芸科を卒業され、月次、伊勢物語、百人一首、などをテーマにした彩漆器の個展と、家元御好道具製作に励まれ、京都府文化功労賞など受賞多数。京都を代表する伝統文化人・茶人であり、和装の達人。特別にお許しをいただき、ご自宅のお座敷に伺って、直々に宗哲先生より「伝統」「道具」のお話をたっぷりと賜わります。

第7回 6月10日(木)(10:20現地集合)10:30〜12:00 <終了しました>
テーマ:「朝日焼(あさひやき)のせかい」
講 師:陶芸家宇治朝日焼十五世 松林 豊斎(まつばやし ほうさい)
場 所:宇治朝日焼窯元 松露会館 (宇治市・京阪宇治駅より宇治川北岸を東へ徒歩10分)
 今は茶所と知られる宇治、平等院の北対岸、朝日山の麓に、遠州ゆかりの窯「朝日焼」が築かれて400年。薄い釉薬越しに鹿背と呼ばれるほのかな班が浮き上がる上品さが、京の数寄者の眼に叶い、宇治の名士の方々に深く愛されて、先代(猶香庵)から当代へと嗣がれた茶陶「朝日焼」の世界を、展示品、工房、焼成釜「玄窯」、庭の茶室「観流亭」「松露庵」や、松露会館の茶室「春草廬」「華松庵」等、当代豊斎氏に直々にご解説いただきます。

第8回 6月17日(木)(10:20現地集合)10:30〜12:00 <終了しました>
テーマ:「川島織物(かわしまおりもの)のせかい」
講 師:川島織物文化館長 森  克巳(もり かつみ)
ガイド:本社市原事業所人事総務部 多田 京子(ただ きょうこ)
場 所:川島織物本社工場+川島織物文化館  (左京区静市市原町)
(北大路BTからバス20分「小町寺」徒歩10分、または出町柳より叡山鉄道「市原駅」徒歩10分)
 川島織物は天保14年創業の西陣織物の老舗。明治に2代川島甚兵衞(1853〜1910)が宮廷内装に躍進します。戦後は洛北市原に近代的工場を整備、川島織物文化館には飛鳥・奈良時代の、上代裂、能装束裂、中国裂、コプト裂、小袖など、様々な染織品のほか、美術工芸織物やインテリア製品が展示されています。そのほか、伝統の手織と近代的な機械織と劇場用緞帳を制作する工場と、寄宿制染織家養成専門学校の川島テキスタイルスクールを見学させていただきます。

第9回 6月24日(木)(10:20現地集合)10:30〜12:00 <終了しました>
テーマ:京菓子 鶴屋吉信(つるやよしのぶ)のせかい」
講 師:鶴屋吉信本店の皆様
場 所:鶴屋吉信本店(今出川通堀川西北側 京都駅から市バス9番50番などで「堀川今出川」徒歩5分)
 鶴屋吉信は享和3年(1803)に初代鶴屋伊兵衛が丹後より上京して創業。「吉信」の名は「吉兆」と「信用」を標榜して。禁裏・宮家・茶道家元・有名寺社、の御用、京都所司代認可「上菓子屋仲間」に。社是は「ヨキものをつくる」。京町家の店構えに近代的なビルが組み合わされ、2階に茶室「游心」と坪庭の数奇屋空間が展開しています。実演カウンター「菓遊茶屋」での鮮やかな業とともにおいしい京菓子の美学を学ばせていただきます。

第10回 7月 8日(木)(10:20現地集合)10:30〜12:00 <終了しました>
テーマ:「竹師(たけし) 黒田正玄(くろだ しょうげん)のせかい」
講 師:千家十職竹細工柄杓師黒田家十三代当主 黒田正玄(くろだ しょうげん)
場 所:黒田正玄邸(上京区新町一条入ル西側 地下鉄今出川駅より徒歩10分)
 黒田家は、天正期に越前国黒田郡より発し、関ヶ原戦ののち近江にて竹細工師となって400年。小堀遠州の指導を受け、三代より千家出仕、八代より将軍家御用をつとめます。竹は、特に茶の湯において茶杓・柄杓・茶筅・花入などを始め、茶室にも欠かせない天然素材。その姿を見極め、切り出し、矯めて、道具にする技により、侘びの美意識が表出されてきました。竹師筆頭黒田家ご当代より、直々にその竹の技の真意を承りたく存じます。

第11回 7月15日(木)(11:00現地集合)11:10〜12:40 <終了しました>
テーマ:京町家 長江家(ながえけ)のせかい」
講 師: 長江 治男
場 所:長江伊三郎商店(下京区新町通綾小路下ル船鉾町・地下鉄「四条」・阪急「烏丸」から徒歩10分
 長江家は、丹波亀山出身、初代大坂屋伊助が文政5年(1822)当地に居を移し、明治41年(1908)に隣地を含めて増築普請した「表屋造り」の美しい京町家です。当日は、祇園祭の町内行事で忙しい合間を縫って、ご主人の長江治男さまに祭飾りの施された室内をご案内いただきます。見学の後は家の目の前の町会所で懸装品ご神体を拝観の後、桟橋を渡って船鉾。宵々山の気分を味わいつつ、祇園祭と京町家の深い関係を、実地に学んでいただきたく存じます。

第12回 7月22日(木)(10:20現地集合)10:30〜12:00 <終了しました>
テーマ:「 樂茶碗(らくちゃわん)のせかい」
講 師:千家十職楽家十五代 陶芸家 樂 吉左衛門(らく きちざえもん) 氏
場 所:樂美術館(上京区油小路中立売上ル西側 京都駅から市バス9番50番などで「堀川中立売」徒歩5分)
  樂家は、千利休の指導にて茶碗を製作した長次郎を初代として400有余年の歴史をもつ茶碗師の家。以後、歴代はその魅力を伝えつつ、それぞれの時代の中で自身の境地を拓いてきたことを、先代覚入のご尽力により昭和53年に開館された美術館で鑑賞することができます。ご当代も、長次郎以来の樂茶碗を継承しながら、極めて前衛的な作風を拓き、伝統の真意を問うていらっしゃいます。ご当代より直々に樂茶碗の世界の妙をお教えいただきます。

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